‘代表の想いやこだわり’ カテゴリーのアーカイブ

悲しい出来事

代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
9 月 07 2010 年

大事な方が亡くなりました。悲しみに言葉もありません。僕が上海駐在時代からのお付き合いなのでもう15年以上のお付き合いでした。同じ職場になったわけでもなく、いずれのシーンでも取引先同士であったのですが、妙にウマが合いました。両方ともお酒が好きでよく一緒に飲みました。酒飲むといつも酔っぱらっていました、あっさりした性格でとってもいい方でした。48歳の若さで亡くなるとは想像だにしませんでした。ご冥福をお祈りします。

ファーとカシミヤの素敵な関係

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり, 商品開発ばなし | 投稿者: satorun
8 月 11 2010 年

繊研新聞に掲載されました。「TOPに聞く」というシリーズ特集で、当社のカシミヤに対する考え方や取り組みを紹介して頂くことができました。掲載されますと上海や香港に居られる以前の会社の先輩方から多くの電話を頂き、繊研新聞の流通力を思い知りました。今や繊研新聞はアジア各地で購読されているのでしょうか。

 さて、掲載から1週間が経過して大阪のあるファーメーカー様の社長様からある人を介して面談したいという連絡を頂きました。その方も繊研新聞をご覧になって当社を知ったということでした。

2時間にわたる面談では、社長のファーに対する知識の高さや思いの深さ、そして何よりファーに対する偉大なる愛情を感じさせて頂きました。数十年にわたりファー製品一筋に事業を行ってこられた社長のお話を伺うことができて本当に良かったと思いました。当社もカシミヤ一筋で行こうと決意してからほんの数年しか経過していません。社長に比べるとまだまだひよ子ではあるけれど、将来こんな人になりたい、こんな会社にしてみたいと思わせる魅力溢れる素晴らしい社長さんでした。

そんな中、カシミヤのストールを当社が供給する可能性についてという具体的なお話も頂きました。考えて見ればファーとカシミヤは素敵に相性も良く、いずれもゴージャスなものですが両方揃うことでさらにグレードアップし魅力を増します。

尊敬できる社長とともにコラボレーションができるのは無情の喜びです。今後の商品展開に幅ができるし、我々もまた成長することができそうです。まだ先ですが2011年秋冬商品はファー使いのカシミヤストール、あるいはカシミヤ使いのファーストールなどの新展開が期待できそうです。

カシミヤスタイリスト ミラノアレス http://www.alles-inc.com/

学生との商品開発コラボレーション

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり, 商品開発ばなし | 投稿者: satorun
7 月 31 2010 年

世代が下がるごとにカシミヤの価値観が薄らいできているように思います。我々世代のカシミヤに対する思いを100とすると、おそらく今の若い世代では半数以下の数値ではないかと思います。まあこんなことは数値化できないので体感的なものではありますが。

我々世代では、(アパレル企業に)入社したころ、秋冬の展示会では(とくにミセスでは)カシミヤ、レザー、ファーといったゴージャス素材のコーナーと言うか、バリエーションは必ずあったもので、毎年そういったものに触れることで少なからず商品知識も蓄積できたであろうけれど、最近のアパレル展示会ではそうもいかないようですね。

昨今のファストファッションブームにも後押しされてか、はたまた毎年業界をにぎわすカシミヤの不当表記などの影響でか、カシミヤのありがたみが薄れゆく一方で、、、関係者としては大変危機感を持っています。
このままではカシミヤが淘汰されてしまい、「アクリルのカシミヤタッチでいいやんか~」と日本中のみなさんが叫ぶのではないかという恐怖感に日々苛まれ、アル中1歩手前になるほどです。

と言って嘆いてばかりでは前に進みません。我々は、ファッション専門学校の学生とコラボレーションをすることで、わずかだろうけどカシミヤのことやニットの知識などを若い世代に伝えることができるのではないかと考えました。

ファッションビジネス業界への就職もなかなか大変なこの時期、我々とコラボレーションすることで彼等も学生で居ながら実業の世界を垣間見ることができれば将来の糧に少しはなるではと思ったのです。そして、そうすることでこの神戸のアパレル業界をわずかながらでも盛り上げることができたら本当に素敵だなと考えました。
どこまでできるかわかりませんが、また想定通りになるかどうかも不明ではありますが、全力投球で頑張ってみようと思います。

ファッション雑貨EXPO2010を終えて

ご挨拶など, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
7 月 10 2010 年

ファッション雑貨EXPO2010が終わりました。3日間で120社を越える多くの企業様にご来場いただけました。当社の商材にご興味を持っていただきまして本当にありがとうございました。大変感謝しております。また展示会会場でご注文を賜わったお客様も数多くございました。大変ありがたいと思っています。

当社にとっては初めての大きな展示会でした。当社はこれまで大手アパレル様の下請け的な業務が多く、エンドユーザーに近い業界へ向けての営業や売り込みなどは控えておりましたが、思い切ってこのような展示会に出展してみたのです。普段はけして出会えないような数多くのお客様と出会えることができました。当社のカシミヤストールやカシミヤルームウェアなども大変高く評価していただけました。

売り場に近いご意見などをたくさんいただける環境を構築する第一歩が歩み出せたように思います。お客様のご意見を真摯に受け止め、よりいいもの、より高品質な商材をさらに努力を重ねて作り上げていきたいと改めて心に誓いました。

暑い中、そして大雨の中、わざわざ当社のブースまで足をお運びいただきましたお客様、本当にありがとうございました。

また21日~23日はIFFに神戸ファッションブース内で再び登場します。こちらの方もどうぞよろしくお願いします。

DVD「カシミヤができるまで」 その6 ナレーション収録そして完成へ

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
7 月 03 2010 年

「ナレーションの善し悪しが作品の出来栄えを大きく左右する。」とM君。そりゃそうだ、プロの映像とプロの編集に素人の棒読みナレーションではあまりに悲しすぎる。ここまできたら、いい作品を作るのだという気持ちがスタッフ全員の中に強く浸透していたのでプロの起用には迷いはありませんでした。

ナレーションは子守康範氏に依頼しました。子守康範氏は元毎日放送アナウンサー、毎日放送ラジオ『子守康範 朝からてんコモリ!』のパーソナリティーとしても大変人気のある方です。この番組は朝5時~8時までの番組なので早起きできない僕はなかなか聞くことができないのですが、早朝自動車で出張する時などは欠かさずカーラジオで聞いていたのです。僕は毎日放送ラジオの大ファンなのだ。

ということで収録当日、大阪は関西テレビ近くのスタジオに収録現場見たさにスタッフとともに足を運びました。小守さんは大変背の高い方で圧倒されましたが、お話させていただくとラジオからいつも聞こえてくる優しいお人柄そのままでした。

映像を見ながら小守さんが語ります。毎日早朝のラジオのお仕事で忙しいのに、あらかじめ映像を見て予習をして下さっていたそうです。プロ根性に頭が下がりました。1時間足らずで収録は終了し、カシミヤができるまでの映像に見事に命が吹き込まれました。

後は最終的な加工を施し、必要数をプリントしてとうとう完成。手前みそながら大変素晴らしいものができたと思います。カシミヤの原毛を採取するところから、カシミヤのストールが完成するところまでを順序立てて映像にまとめることができたと思います。

当初はDVDを販売することも検討したのですが値段のつけようもなく、数量限定でご希望の方へお分けすることにしました。セレクトショップのバイヤーさん、ショップの販売員さん、アパレル企業の仕入ご担当者、ファッション関連の専門学校の教材として等、ファッション産業に携わる皆さんのお役立てることができるのであればこれほど嬉しいことはありません。

ご希望の方はこちらよりお申し込みくださいね → 「カシミヤができるまで」DVD無料プレゼントページ

DVD「カシミヤができるまで」 その5 編集

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
7 月 02 2010 年

取材テープは実に8時間にも及ぶ膨大なものでした。スタッフ帰国後M君のオフィスで取材テープをざっと見せてもらうことができたのです。(ちゃんと見ると8時間かかるので、飛ばし飛ばしですがそれでも数時間かかりました) 

ハイビジョン映像が美しい。工場の屋内での撮影も明るく綺麗に撮れていました。さすがはプロの仕事です。(カメラがいいだけなのかもしれませんがそれには触れない)

映像の時間についてもいろんな議論がありました。どのぐらいの時間であれば飽きずに見てもらえるのだろうか。おそらくそれは15分ぐらいだということになりました。8時間も取材して15分とはとってももったいない気がしましたが、プロの意見に従いました。

こうした素材だけを見ても素晴らしい作品ができそうな気がしますが、この素材にプロの編集が入り、プロのナレーションが入り、音楽が入ることでいい作品になるだろうと、多くの人に見てもらえるものになるだろうなと思ったのです。  つづく

カシミヤスタイリスト ミラノアレス http://www.alles-inc.com/

DVD「カシミヤができるまで」 その4 取材

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
7 月 01 2010 年

取材班は当社スタッフ2名とM君の合計3名、約1週間の内モンゴル自治区への出張となりました。2010年4月、日本でも天候不順で気温が低く、現地での天候が大変気になるところでした。

取材当日。携帯電話のメール機能を通じて現地からは逐一報告が入ります。第一報は信じられないものでした。「こちらは猛吹雪です!」

4月中旬だというのにフフホトの北方80キロ地点では季節外れの猛吹雪になっていたのです。フフホトから北に向かって進んでいた取材チームは雪で道が見えなくなり立ち往生し、このまま進むと遭難の危険もあるということで、現地スタッフと協議し取材先を変更することになったのです。いきなりの笑えぬアクシデント。日本で待ち続ける僕は本当に気が気ではありませんでした。

 それでも現地スタッフの機転の利いた対応により、違う牧畜農家で取材を敢行することができました。想像すらできないアクシデントではありましたが、目的を果たすことができて何よりでした。極寒の中、みんな本当に御苦労様でしたね。美味しい火鍋食べて温まってください。 つづく

カシミヤスタイリストミラノアレス http://www.alles-inc.com

DVD「カシミヤができるまで」 その3 復活

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 30 2010 年

そんなある日友人のM君から撮影協力のオファーを頂いたのです。M君は脚本家、映像業界のプロであります。これには僕も驚きました。M君は、僕たちが映像を作りたいけど今の予算では、いいものができない事があらかじめわかっていて、諦めざるを得ないという我々の葛藤を見るに見かねてオファーして来てくれたのです。このオファーには本当に感動しました。何か下心があるのではないかと疑った自分が恥ずかしく、それを隠すために僕は再び元町の居酒屋で芋焼酎ロックをおかわりするのであった。

しばらくしてM君は台本を持ってやって来ました。スタッフ全員が「え~ 台本~?」と驚きを隠せません。まるで「ウルルン滞在記」とか「世界の果てまでイッテQ」みたいな番組を作ろうかという勢いに僕たちは大いに戸惑いました。「そこまでせんでええよ~」みたいな。しかし映像業界ではこれが常識。見せたい人にきちんと見せる、最後まで見せるための工夫と努力が大事なのだそうです。

台本は出来がよくて、とても楽しくみんなで大笑いしたわけですが、いずれにしても現地での一発取材なので思うように行かないだろうし、トラブルやアクシデントも予想され台本の変更や修正書き換えなどもあるということでした。ドラマではなくて、やらせ無しの言わばドキュメンタリーだからそりゃそうだよね~。  つづく

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DVD「カシミヤができるまで」 その2 挫折

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 29 2010 年

昨今日本のマーケットではカシミヤの不当表示の問題や偽装事件が頻発しています。カシミヤの製造工程を知ったからと言ってその手の問題がなくなるわけではないでしょうし、減ることもないかもしれません。いや何も変わらないでしょう。

でも販売に携わる方や営業に携わる方がカシミヤに関して少しでも多くの情報を身につけられることで引き出しが増えて、販売力や営業力が高まり、ひいてはカシミヤの不当表記や不正表示に対して敏感になって頂くことでこの業界全体が少しでも改善の方向に向かえばどんなにいいだろうと思い、僕たちができる範囲で映像化に取り組もうと決心したのです。家庭用のビデオカメラもあるわけだし、何とかなるだろうと楽観的に考えていたのです。

しかし、我ながら着想は良かったのですが、いざ実行するとなると課題山積でした。

まずタイミングの問題、カシミヤヤギは年中刈取されているわけではありません。一年に一度4月~5月ごろだけなのです。この時期を過ぎるとカシミヤヤギの毛は自然と抜け落ちてしまい、刈ることができなくなります。このピンポイントに合わせて取材に行かなければならないのです。

次に実際の取材現場の確保をどうするのか?という問題。内モンゴルに行くと至る所にカシミヤヤギが居るのだろうとよく誤解されますが、内モンゴルのフフホトは人口180万人の大都会です。カシミヤを見るためにはフフホトから車で数時間かけて養育農家まで行かなければなりません。単純に出張でカシミヤヤギ見たいから見せてほしいというようなものではなく、取材となるとそう簡単には行きません。

また現地までの大人数の移動はどうするのか、車の手配は?映像は誰が取るのか?暗い工場内でのライトはどうするの?等々あまりの課題の多さと煩雑さに「もうええわ~。止めよ。」と思いました。

何よりも素人が撮影した映像を皆さんに楽しく見て頂けるわけがありませんし。素人が刈取のシーンとか撮影してユーチューブにアップしてせいぜい仲間内で見るぐらいなのだろうなと完全に諦めて元町の居酒屋で腐っていたのです。  つづく

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DVD「カシミヤができるまで」 その1 制作動機

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 28 2010 年

僕自身アパレル企業に何年も在籍しながらカシミヤのことをほとんど知りませんでした。恥ずかしながら入社5年目ぐらいまでカシミヤがどんな動物なのかも知らなかったのです。カシミヤヤギの写真を見る機会もなければ、知る機会もない、いや知ろうとも思わなかったのでしょう。会社からは何かに深堀することよりも総合的に知識を蓄えることを求められていたからなのかもしれません。当然ながら生カシミヤヤギなど見たこともなかったのです。

 独立して起業して、2005年からはカシミヤ専業として特定分野に事業を絞り込み、特化することで初めてカシミヤを間近に見る機会を得ました。そしてカシミヤの毛の刈取作業や現場などに接することができるようにもなりました。羊毛とはまるで違う方法で丹念に刈り取られていくカシミヤヤギ、順次いろんな工程を経るごとにロスでどんどん少なくなっていく原毛。本当に希少なものなのだなあと実感したものです。

そしてそれはアパレル業界で長らく飯を食ってきた僕も知らないシーンであり現場でありました。(無駄飯食っていた証拠です。)今では僕にとって、カシミヤヤギは日常のものになりましたが、同じアパレル業界、ファッション業界であっても川下や店頭に居られる方たちはこういった製造面に関する情報はあまり触れる機会がないのではないかなと思ったことがそのきっかけだったのです。  つづく

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