Archive for 2010 年 6 月

DVD「カシミヤができるまで」 その3 復活

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 30 2010 年

そんなある日友人のM君から撮影協力のオファーを頂いたのです。M君は脚本家、映像業界のプロであります。これには僕も驚きました。M君は、僕たちが映像を作りたいけど今の予算では、いいものができない事があらかじめわかっていて、諦めざるを得ないという我々の葛藤を見るに見かねてオファーして来てくれたのです。このオファーには本当に感動しました。何か下心があるのではないかと疑った自分が恥ずかしく、それを隠すために僕は再び元町の居酒屋で芋焼酎ロックをおかわりするのであった。

しばらくしてM君は台本を持ってやって来ました。スタッフ全員が「え~ 台本~?」と驚きを隠せません。まるで「ウルルン滞在記」とか「世界の果てまでイッテQ」みたいな番組を作ろうかという勢いに僕たちは大いに戸惑いました。「そこまでせんでええよ~」みたいな。しかし映像業界ではこれが常識。見せたい人にきちんと見せる、最後まで見せるための工夫と努力が大事なのだそうです。

台本は出来がよくて、とても楽しくみんなで大笑いしたわけですが、いずれにしても現地での一発取材なので思うように行かないだろうし、トラブルやアクシデントも予想され台本の変更や修正書き換えなどもあるということでした。ドラマではなくて、やらせ無しの言わばドキュメンタリーだからそりゃそうだよね~。  つづく

カシミヤスタイリスト ミラノアレス http://www.alles-inc.com/

DVD「カシミヤができるまで」 その2 挫折

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 29 2010 年

昨今日本のマーケットではカシミヤの不当表示の問題や偽装事件が頻発しています。カシミヤの製造工程を知ったからと言ってその手の問題がなくなるわけではないでしょうし、減ることもないかもしれません。いや何も変わらないでしょう。

でも販売に携わる方や営業に携わる方がカシミヤに関して少しでも多くの情報を身につけられることで引き出しが増えて、販売力や営業力が高まり、ひいてはカシミヤの不当表記や不正表示に対して敏感になって頂くことでこの業界全体が少しでも改善の方向に向かえばどんなにいいだろうと思い、僕たちができる範囲で映像化に取り組もうと決心したのです。家庭用のビデオカメラもあるわけだし、何とかなるだろうと楽観的に考えていたのです。

しかし、我ながら着想は良かったのですが、いざ実行するとなると課題山積でした。

まずタイミングの問題、カシミヤヤギは年中刈取されているわけではありません。一年に一度4月~5月ごろだけなのです。この時期を過ぎるとカシミヤヤギの毛は自然と抜け落ちてしまい、刈ることができなくなります。このピンポイントに合わせて取材に行かなければならないのです。

次に実際の取材現場の確保をどうするのか?という問題。内モンゴルに行くと至る所にカシミヤヤギが居るのだろうとよく誤解されますが、内モンゴルのフフホトは人口180万人の大都会です。カシミヤを見るためにはフフホトから車で数時間かけて養育農家まで行かなければなりません。単純に出張でカシミヤヤギ見たいから見せてほしいというようなものではなく、取材となるとそう簡単には行きません。

また現地までの大人数の移動はどうするのか、車の手配は?映像は誰が取るのか?暗い工場内でのライトはどうするの?等々あまりの課題の多さと煩雑さに「もうええわ~。止めよ。」と思いました。

何よりも素人が撮影した映像を皆さんに楽しく見て頂けるわけがありませんし。素人が刈取のシーンとか撮影してユーチューブにアップしてせいぜい仲間内で見るぐらいなのだろうなと完全に諦めて元町の居酒屋で腐っていたのです。  つづく

カシミヤスタイリスト ミラノアレス http://www.alles-inc.com/

DVD「カシミヤができるまで」 その1 制作動機

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 28 2010 年

僕自身アパレル企業に何年も在籍しながらカシミヤのことをほとんど知りませんでした。恥ずかしながら入社5年目ぐらいまでカシミヤがどんな動物なのかも知らなかったのです。カシミヤヤギの写真を見る機会もなければ、知る機会もない、いや知ろうとも思わなかったのでしょう。会社からは何かに深堀することよりも総合的に知識を蓄えることを求められていたからなのかもしれません。当然ながら生カシミヤヤギなど見たこともなかったのです。

 独立して起業して、2005年からはカシミヤ専業として特定分野に事業を絞り込み、特化することで初めてカシミヤを間近に見る機会を得ました。そしてカシミヤの毛の刈取作業や現場などに接することができるようにもなりました。羊毛とはまるで違う方法で丹念に刈り取られていくカシミヤヤギ、順次いろんな工程を経るごとにロスでどんどん少なくなっていく原毛。本当に希少なものなのだなあと実感したものです。

そしてそれはアパレル業界で長らく飯を食ってきた僕も知らないシーンであり現場でありました。(無駄飯食っていた証拠です。)今では僕にとって、カシミヤヤギは日常のものになりましたが、同じアパレル業界、ファッション業界であっても川下や店頭に居られる方たちはこういった製造面に関する情報はあまり触れる機会がないのではないかなと思ったことがそのきっかけだったのです。  つづく

カシミヤスタイリスト ミラノアレス http://www.alles-inc.com/

DVD「カシミヤができるまで」思い立ち

カシミヤばなし, 代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 25 2010 年
3年前にカシミヤヤギのうぶ毛の刈り取りの現場を見る機会がありました。カシミヤの仕事をしている以上、どうあっても最川上の現場ともいえるカシミヤヤギを自分の目で見ておきたいと思い、内モンゴルの提携工場さんに無理を言って、フフホトから約100キロ北部の草原に連れて行ってもらったのです。
羊毛の刈り取りと違って、カシミヤヤギの場合は本当に手間暇がかかるものだし、採取される量も本当に微々たるもので、カシミヤが羊毛よりもはるかに高価になるのは当然だなと感心したものです。
この時から、カシミヤヤギのうぶ毛刈り取りから、製品までの製造工程を分かりやすく映像にできたらいいなと思っていました。カシミヤはなぜ希少性が高いのか、どんな風に毛を採取するのかといった映像をお客様に見て頂くことで、カシミヤに関する理解を深めて頂き、関心を持って頂けたらなあと考えたのです。
今年それを実現するために動きました。

3年前にカシミヤヤギのうぶ毛の刈り取りの現場を見る機会がありました。カシミヤの仕事をしている以上、どうあっても最川上の現場であるカシミヤヤギを自分の目で見ておきたいと思い、内モンゴルの提携工場さんに無理を言って、フフホトから約100キロ北部の草原に連れて行ってもらったのです。
羊毛の刈り取りと違って、カシミヤヤギの場合は本当に手間暇がかかるものだし、採取される量も本当に微々たるもので、カシミヤが羊毛よりもはるかに高価になるのは当然だなと感心したものです。
この時から、カシミヤヤギのうぶ毛刈り取りから、製品までの製造工程を分かりやすく映像にできたらいいなと思っていました。カシミヤはなぜ希少性が高いのか、どんな風に毛を採取するのかといった映像をお客様に見て頂くことで、カシミヤに関する理解を深めて頂き、関心を持って頂けたらなあと考えたのです。
今年それを実現するために動きました。そんな思い立ちからDVD「カシミヤができるまで」の制作についてブログで話していきたいと思います。

カシミヤスタイリスト ミラノアレス http://www.alles-inc.com/

こだわるということ

代表の想いやこだわり | 投稿者: satorun
6 月 23 2010 年

僕は迷っていました。2009年の11月ごろはそういう意味では迷いのピークでした。カシミヤニットのOEM事業からカシミヤストールの企画製造卸販売事業へ大きく転換しようとしていました。転換でなく両立させることはできないのだろうかと迷っていたのです。

なぜならばカシミヤストールの企画製造卸販売事業に絞り込むことに大変な恐怖感があったのです。絞り込むということは、「やらない」「しない」という選択をしなければいけません。この判断に大変な勇気が必要でした。
やらないと商機を失う、しないと既存のお客様を失う、そして売上が下がる。つまり利益がなくなる。そういった恐怖感です。

カシミヤセーターのOEM事業から脱却して、カシミヤストールの企画製造卸販売事業へ大きく舵を切る事には頭では賛成し納得していたのですが、体があえいでいたのでしょう。。。。

そんな僕はランチェスター戦略(ランチェスターの法則)というものに出会いました。書店でランチェスター関連の書籍を見つけては手当たり次第に読破していきました。そしてランチェスターのビジネスセミナーも受講しようと思ったのです。セミナーと言うには大変大きな金額でした、しかも3カ月にわたる長期戦。しかし思い切って受講しました。

ランチェスター戦略とはつまり弱者の戦い方。弱者のための理論です。まさに弱者中の弱者である当社のための理論ではないか。僕はこの半年間死に物狂いで勉強し、実践し、突っ走ってきたように思います。今まで生きてきてこんなに勉強したかなと思うほどです。でも本当に良かった。多くのことを学べました。これだけ勉強できたのも、理論がすとんと自分の腑に落ちたからだと思います。一切疑問にも思わずやってこれました。

頭でうっすらとわかっていたことはやはり正しかったのだ。裏付けがきちんと取れたのです。もしやと思ってたことが今は確信に変わりました。
それを信じて今僕たちは、僕たちの事業を進めていきます。もう僕たちには一抹の迷いはありません。

カシミヤスタイリスト ミラノアレス http://www.alles-inc.com/

和柄のカシミヤストール その3

商品告知など, 商品開発ばなし | 投稿者: satorun
6 月 22 2010 年

決定した図案は和柄特有の細かな花柄2タイプでした。やさしい和独特の花柄が素敵だなと思う一方で、この繊細さを表現するにはカシミヤ100%だと厳しいのではないかと思ったのです。カシミヤは羊毛に比べて染料の浸透度が優れており、にじみが発生しやすいのです。にじみを効果的に表現させたいときはそれでいいのですが、今回の場合はそういうわけには行きません。そこで当社一押し人気のカシミヤ高混率ストール「エアリィカシミヤウールストール」をベースに使用することにしました。

エアリィカシミヤウールはカシミヤの混率を30%とし、価格を抑えながらもウール側には上質なウールを使用することでカシミヤの風合いを生かした当社のリーズナブル商品です。これをベースにすると、繊細な和柄でも羊毛のおかげでしっかりとプリント柄が表現されるのです。

そうして出来上がってきたエアリィカシミヤストール和柄2タイプ、手まり柄と華格子柄。手前味噌ですが、洋装にも合い、和装にも合うたいへんいい商品になったと思います。7月7日からの雑貨EXPO2010にて初登場です。

和柄のカシミヤストール その2

商品開発ばなし | 投稿者: satorun
6 月 21 2010 年

2010年3月上旬のある日、まだまだ肌寒い京都、平安神宮近くにある日本図案家協会を尋ねました。我々の企画意図を協会の理事の方に説明し、作家さんを紹介してもらおうと思ったのです。日本図案家協会には、約200名の作家さんが所属されているそうです。そうして和装、寝具、帯、インテリアカーテン、服地などの各分野に分かれているとのことでした。協会としては特定の作家を紹介することができないので、日本図案家協会のホームページのアーカイブ(会員登録すると見ることができます)より作家さんの作品を見てコラボレーションしたい作家さんを決めてくださいということでした。そして我々は早川勝二氏と出会うことになったのです。

4月には早川勝二氏にもご来社いただき、我々の製作意図を共有してもらい、和柄ストール事業を進めていくことに賛同していただきました。
その後は当社のストール大好き人間で企画担当であるN野と早川氏とのクリエーターの会話がとんとんと始まり、企画がスタートしていきました。   つづく

和柄のカシミヤストール その1

商品開発ばなし | 投稿者: satorun
6 月 20 2010 年

以前から和柄のカシミヤストールにチャレンジしてみたいと思っていました。素人ながら本屋さんで和柄デザインの本などを見たり、参考にしようと本を買ったりして研究していました。
社内的にも和柄はいいよねって感じで盛り上がっていたし、お客様に聞いて回ってもほとんどのお客様が「いいのではなですか」というお答えでした。

ところが和柄と一口に言っても、そのバリエーションは驚くほど多いわけですね。花柄もあれば、龍とか虎とか、日本人好みの和柄、アメリカ人好みの和柄、フランス人好みの和柄、などなどなどなど。。。

カシミヤストールへの組み合わせデザインをミスマッチさせてしまうと、まるで下手な外国人観光客向けのおみやげ物屋になりかねないリスクもありました。
勝手に我々が創作する和柄もうまくいくかもしれないけれども、現時点では和柄に関してはまったくノウハウがないわけですから、社内でもいろいろ議論したうえで僕たちは専門家とコラボレーションすることにしたのです。  つづく

今年の石垣島アースライド2010

自転車関連 | 投稿者: satorun
6 月 19 2010 年

ブログの整理をしていて、去年2009年の石垣島アースライドのブログを読んでたら、当時のことを思い出して懐かしさに浸っていました。信号が一つもないコースを125キロ走破するなんて、日本広しといえどなかなかない企画なんです。(オーストラリアなんかだといくらでもありそうだけど)

今年の日程を調べてみたら11月21日(日)開催であることが分かりました。23日の火曜日が祝日なので22日の月曜日を休むだけで3泊4日になるな~なんて考えていました。今季仕事めちゃ忙しいけどなんとかやりくりしていきたいな~なんて考えています。

僕にとって沖縄本土も含めて、石垣島は何度でも行きたくなる不思議なエリアです。オリオンビールが呼んでいるんでしょうか。飲みすぎると痛風になりますが。。。。(;一_一)

カシミヤルームウェア

商品告知など | 投稿者: satorun
6 月 18 2010 年

今季からカシミヤルームウェアの新規事業を始めます。カシミヤルームウェアだなんてほんとに贅沢な話だとは思いますが、ご自宅でも暖かなカシミヤを身につけていたいというニーズも少なからずあることがわかったのでチャレンジしていこうと考えました。

2006年からカシミヤ専門店「カシミエール」をウェブ上で展開しています。カシミヤのストールなどをメインに販売していますが、カシミヤの靴下やハラマキなども販売しており、これらが結構良く売れてるのです。

顧客様からはカシミヤのレッグウオーマーはないのですか?とかカシミヤスパッツは作らないのですかというお問い合わせやご要望を多数頂いたことで、我々カシミヤの専門家がこういったお声に応えていくべきではないかと考えたのです。

スタッフと議論を重ねて、数々の商品の試作を経てやっと来月開催される「ファッション雑貨EXPO2010」へ出展できる運びになりました。スタート時の品番数は少ないし、ファッショントレンドとは縁も薄く、そして派手さもありません。でもとてもいいものができてきたなあと思います。お客様から批評して頂くことがこれから楽しみです。